5月9日(月)<カエルにびっくり!!>
生まれて初めて、大きくてはっきりとした富士山を見た。思わずエディソンの通訳ブレイクと
「Oh~マウントフジ!!」と言ってしまった。刑事寺田役のモロ師岡さん登場!!いつかお仕事を一緒にしたいと思っていた師岡さんを目の前にし、いつも以上に緊張してしまう。
本日ロケ場所は静岡県小山町、セット?と思ってしまうぐらい渋い!!同じ作りの平屋が8棟、その一つがドンの住んでいる家だ。
回想シーンで17歳、学生服姿の窪塚さん、ちょっと恥ずかしそうだ。
撮影の合間、近くの田んぼでカエルを見つけた窪塚さん、エディソンの肩に乗せる、声は上げなかったが、かなり驚いたエディソン、窪塚さんはそのリアクションにかなり喜んでいた。
夜は地元の人もあまり知られていない、貯水池でドンと金子が組員に殺されそうになるシーンの撮影。撮影部を中心にペンギンと呼ばれるゴムで出来た長靴ズボンをはいて、池の中から撮影を行う。
監督の得意とするアクションシーン、心なしか監督のテンションが高い!!
PM8:00頃急に飛行機の音が激しくなる、最初は「待ちましょう」と穏やかに言っていた監督、5分経っても音は止まない
「ミサイルありますか?」の監督の言葉に思わず笑いが起きる。
ドンと金子が林の中を走って逃げるカットでは、勢い良く走ったエディソン真っ暗で足元がほとんど見えないせいか、足を痛めてしまう。「大丈夫、大丈夫」と言っていたが心配だ。
5月10日(火)<思わず泣きそうに・・・>
PM13:00撮影スタートと宿泊先の旅館でずいぶんのんびりさせてもらった。
本日も回想場面、17歳のドンと鉄矢がすれ違い、ドンが鉄矢に微笑みかけるが鉄矢は無視をしてしまうとても切ないシーンだ。昨日足を痛めてしまったエディソン、その足でリヤカーを押すのは大変ではないかと心配されたが、時々アイスで足を冷やしながら撮影に挑む、エディソンの切なげな笑顔に思わず私は胸が熱くなり泣きそうになってしまった。
昨日と同じ貯水池に移動して、ドンと金子がやくざの車から降りてくるシーン
太郎さんは撮影前に顔に血のりを付け、破れた衣裳のまま近くのスーパーに行き、差し入れのお菓子を買ってきてくれた
、「誰も突っ込んでくれなかった」と、私が店の人だったら「大丈夫ですか?」と絶対に聞いていただろう、だがもしかしたら驚きのあまり、聞けなかったのだろうか・・・
5月11日(水)<小山町最終日>
静岡県小山町での撮影は本日ラスト、2泊3日のショート宿泊ロケだった。
宿泊は良い!スタッフ同士の仲が深まる、宿泊先の旅館前には徒歩3分で行けるコンビにがあり、毎晩お菓子パーティーで盛り上がった。お陰で私はデブの道まっしぐらへ・・・
エディソンは必ず撮影に入る前に、スタッフ一人一人に「おはようございます」と日本語であいさつをしてくれる、私は広東語であいさつをできるようにと、エディソンのマネージャーさんに言葉を教わるが、なかなか覚えられない、クランクアップまでには「おはようございます」と「お疲れ様でした」を広東語でエディソンに言える様にしようと心に誓った。