6月1日
木更津、ちょうど1ヶ月前の5月1日木更津で金子のバーの中の撮影をやっていた。
1日遅れて現場に合流した私は、めちゃくちゃ緊張していた様に思う。
遠い昔のようであり、ついこのあいだの様な気もする。
本日はカフェバー「ルフラン」を控え室としてお借りしている。
金子がヒットマンに殺されるシーン
監督と擬闘士の二家本さんにより、格闘シーンの演出がつけられていく。
リハーサルを繰り返すたびに、どんどん激しくなっていく。
監督自ら体をはって寝転がったり、戦ったりする。朝から現場のテンションが異様に高い。
金子が絶命するカットでは、10メートルの高さまであがるリモートヘッドのクレーンが狭い道に設置される。組み立てるのに2時間近く時間がかかってしまうのだ。クレーンの先端にはカメラが取り付けられ、カメラを回転しながらクレーンを上げていくため、何度もリモコン操作のテストが繰り返される。
クレーンがゆっくり上がっていく、金子の体から大量の血が流れていく・・・
モニターを覗いていた私は、鳥肌が立ちそうになり、太郎さんの演技に涙を流しそうになってしまった。
午後、撮影場所を少し移動し鉄矢がチンピラに絡むシーン
今日は男祭り&喧嘩祭りだ!!
午前中同様、リハーサルを繰り返していくうちに、どんどん激しい乱闘シーンになっていく。
なぜか私のテンションもあがっていく、リハーサルをやるたびにご近所の方々が集まってきてし
まい「ヤクザ映画の撮影?」と何人かに聞かれ、対応に追われる。
撮影終了後も私の心臓はバクバクと興奮状態、いつも帰りのロケバスではぐったりだがハイテーションでしゃべり続けていた。